X(旧Twitter)のインプレッションとは?確認方法や伸びないときの対策も解説
X(旧Twitter)のインプレッションとは、投稿がユーザーのタイムラインに表示された合計回数のことです。2022年12月からは誰でも確認できるようになり、投稿の効果を測定する重要な指標として注目されています。
この記事では、インプレッションの基本的な概念から確認方法、伸びないときの改善策まで詳しく解説します。インプレッション数を増加させ、アカウントの影響力を高めたい方は、ぜひ最後までお読みください。
X(旧Twitter)のインプレッションとは
Xのインプレッションとは、投稿がユーザーのタイムラインに表示された合計回数を表す指標です。投稿が読まれたかどうかに関係なく、タイムラインに表示されるたびに1回としてカウントされます。
つまりインプレッション数が多い投稿は、多くのユーザーに閲覧されている(=注目されている)投稿です。そのためフォロワー数の増加やエンゲージメント率の向上につながる可能性が高く、アカウントの総合的な成長を示す指標となっています。
X(旧Twitter)のインプレッションと関連用語の違い
Xの運用では、インプレッション以外にもエンゲージメントやリーチなど、様々な指標が存在します。それぞれの指標の特徴と違いについて詳しくみていきましょう。
インプレッションとリーチの違い
インプレッションが単なる表示回数を示すのに対し、リーチは実際に投稿を見たユーザーの数(実ユーザー数)を表します。同じユーザーが複数回投稿を見た場合、インプレッションではその回数分カウントされますが、リーチでは1人としてカウントされる点が大きな違いです。
例えば、10人のユーザーがそれぞれ2回ずつ投稿を見た場合のインプレッション数とリーチ数を考えてみましょう。
- インプレッション数:20(10人×2回)
- リーチ数:10
このように、リーチ数は必ずインプレッション数以下になります。
リーチ数は、投稿が実際に何人のユーザーに届いているかを把握するのに適しており、特にマーケティング施策の効果測定や新規ユーザーへのアプローチを評価する際に重要な指標です。またリーチ数とインプレッション数を比較することで、同じユーザーが何度も投稿を見ているかどうかも分析することができます。
インプレッションとエンゲージメントの違い
エンゲージメントとは、ユーザーが実際に投稿に対して行動を起こした回数のことです。エンゲージメントには、いいね、リポスト、返信、ブックマークなどの具体的なアクションが含まれています。
例えば、1,000インプレッションの投稿に対して50件のいいねと30件のリポストがあった場合、エンゲージメント数は80となります。この場合のエンゲージメント率は8%(80÷1,000×100)です。
エンゲージメントは投稿の質や魅力度を測る指標として重要視されており、単なる表示回数よりも投稿の実質的な効果を把握することができます。
ブラウザ版で確認する場合
ブラウザ版のXでは、アナリティクスからインプレッション数を確認します。手順は以下の通りです。
- Xにログインし、左側メニューの「アナリティクス」をクリック
- 上部メニューから「ツイート」タブを選択
- 画面上部で確認したい期間(28日間、7日間、24時間)を選択
Xのアナリティクスでは、他にもエンゲージメント数や新規フォロワー数、プロフィールへのアクセス数、リンクのクリック数などの指標を確認できます。アナリティクスについて、詳しくは下記の記事もご確認ください。
関連記事:X(旧Twitter)アナリティクスの使い方|目的別の分析方法やコツも
スマートフォンアプリで確認する場合
スマートフォンアプリでは、以下の方法で投稿ごとのインプレッション数のみ確認可能です。
- Xで自分のプロフィールを表示する
- 確認したい投稿下部の「◯回表示」もしくは右上の「…」から「アナリティクスを表示」をタップ
- 表示される画面でインプレッション数を確認する
X(旧Twitter)の平均インプレッションはどれくらい?
一般的に、X(旧Twitter)の平均インプレッション数については「フォロワー数の2~3倍程度」という説が広まっていますが、実際の運用ではフォロワー数以下になることも多くあります。このため、「フォロワー数の2~3倍」という基準にとらわれすぎる必要はありません。
より現実的な目標設定のためには、競合他社のインプレッション数を参考にすることが効果的となります。特に同業種の企業アカウントの投稿パフォーマンスを確認し、それを基準として目標値を設定していきましょう。
X(旧Twitter)でインプレッションが伸びないときの改善策
インプレッション数が伸び悩む原因は様々ですが、適切な対策を講じることで改善が可能です。以下で解説する5つの改善策を組み合わせ、より効果的なアカウント運用を実現しましょう。
ユーザーの共感を得やすい内容を心がける
ユーザーの共感を得られる投稿は、自然とインプレッション数が増加する傾向にあります。特にインプレッションが伸びやすいのは「課題解決型」の投稿です。
まず、ターゲットとなるユーザーが実際に抱えている課題や悩みを明確にしましょう。例えば、「副業を始めたいけれど何から始めればいいかわからない」「副業の収入が思うように伸びない」といった具体的な課題です。これらの課題に対して実践的で具体的な解決策を提示することで、ユーザーの関心を引くことができます。
解決策を提示する際は、単なる一般論ではなく、実際の成功体験や具体的な数値を交えて説明することが効果的です。「副業ライターとして始めた仕事で、専門分野に特化したことで高単価案件を獲得できた」といった具体例があれば、ユーザーの信頼を得やすくなります。
このような課題解決型の投稿は多くのユーザーの興味を引きやすく、インプレッション数の増加につながるでしょう。
ターゲット層が最も活動する時間帯を把握する
インプレッションが伸びないときは、ターゲット層が最も活動する時間帯を把握することも大切です。一般的に、以下の時間帯では投稿が目に留まりやすいといわれています。
- 7時~9時(通勤・通学時間帯)
- 12~13時(仕事や学校の昼休み)
- 21~23時(就寝前の自由時間)
特に反応を得やすいのは21時~23時の時間帯です。一日の仕事や学校、家事が終わり、くつろぎながらSNSをチェックするユーザーが多いため、エンゲージメントも得やすくなります。
ただし、これらの時間帯は一般的な傾向であり、実際のターゲット層の活動時間は異なる可能性も。そのため、アカウントの投稿データを分析し、最も反応の良い時間帯を見つけ出すことが重要です。過去の投稿のパフォーマンスを時間帯別に確認し、最適な投稿タイミングを見極めていきましょう。
リプライやリポストを積極的に活用する
リプライやリポストは、インプレッション数を増やすために効果的です。特に、質の高いリプライは他のユーザーの興味を引き、結果としてインプレッション数の増加につながります。
リプライを行う際は単なる相槌や感想だけでなく、投稿内容に関連する自身の経験や、さらに詳しい情報へのリンクを添えるようにしましょう。またリポストについても、単に共有するだけでなく、自分の意見や感想を添えることをおすすめします。
ただし、やみくもにリプライやリポストを行うのではなく、自身のアカウントのテーマや方向性に沿った投稿を選んで反応することが大切です。丁寧なリプライ・リポストはフォロワーからの信頼を獲得し、長期的なインプレッション数の向上につながります。
視覚的なコンテンツ(画像・動画)を活用する
画像や動画などの視覚的なコンテンツは、テキストのみの投稿と比較して高いインプレッション数を獲得できる可能性があります。特に動画コンテンツはXのアルゴリズムにおいて優先的に表示される傾向にあり、インプレッション数の増加に効果的です。
動画コンテンツを作成する際は、最初の3秒にこだわりましょう。ユーザーの興味を引く冒頭部分を工夫することで視聴完了率を高めることができ、リポストやコメントなどの反応を得やすくなります。
画像投稿については、情報をビジュアル化することが効果的です。例えば、手順や比較を示す際は図解やチャートを用いることで、テキストだけでは伝わりにくい情報も明確に伝えることができるでしょう。
このような質の高い動画・画像コンテンツを通常のテキスト投稿と織り交ぜて発信すれば、投稿のインプレッションを徐々に高めていくことが可能です。
テーマに関連性の高いハッシュタグを選択する
Xでインプレッションを伸ばすために、ハッシュタグを活用することも効果的です。投稿内容と関連性の高いハッシュタグを厳選することで、より多くの適切なユーザーへリーチすることができます。
適切なハッシュタグを選ぶためには、まず投稿のテーマや目的を明確にすることが大切です。例えば、美容に関する情報を発信する場合、「#美容」というような一般的なタグだけでなく、「#コスメ」「#垢抜け」など、より具体的なキーワードを組み合わせることで本当に情報を求めているユーザーにリーチしやすくなります。
ただし、ハッシュタグの数は2〜3個程度に抑えることをおすすめします。多すぎるハッシュタグは投稿が読みにくくなるうえ、スパムのような印象を与えかねません。
X(旧Twitter)のインプレッション以外に重要なこと
インプレッション数の向上は、Xの運用における課題の一つです。本記事で紹介した施策を実践することでインプレッション数を高め、アカウントを成長させられるでしょう。
なおX運用においては、インプレッションだけでなくプロフィールの最適化もアカウント成長のために欠かせないポイントとなります。特にリンクの最適化は、ユーザーのファン化に直結する重要な要素です。
「Xのプロフィールを作り込みたい」とお考えの方には、SNSの投稿をまとめて管理できる「VLINK(ブイリンク)」がおすすめです。
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インフルエンサーマーケティングに役立つ情報を掲載するメディア『VLINK MAG』の編集部です。