X(旧Twitter)アナリティクスの使い方|目的別の分析方法やコツも
X(旧Twitter)でアカウントを運用していると、「投稿への反応が思うように得られない」「フォロワー数が伸び悩んでいる」といった悩みを抱えることがあります。そこで活用したいのがX(旧Twitter)アナリティクスです。
本記事では、アナリティクスの基本的な使い方から、フォロワー増加やWebサイト流入促進など、目的別の効果的な分析方法まで詳しく解説します。アカウントの成長を加速させたい方は、ぜひアナリティクスを活用して、データに基づいた効果的な運用を始めてみましょう。
X(旧Twitter)アナリティクスとは
X(旧Twitter)アナリティクスは、アカウントの運用状況やパフォーマンスを詳細に分析できるツールです。まずは、X(旧Twitter)アナリティクスの利用条件と主な機能について詳しくみていきましょう。
X(旧Twitter)アナリティクスの利用条件
X(旧Twitter)アナリティクスを利用するためには、プレミアムプラン以上への加入が必要です。2024年からの変更により、月額980円からのプラン加入が必須となっています。
なお月額368円のベーシックプランでは、アナリティクス機能は利用できません。
X(旧Twitter)アナリティクスでできること
X(旧Twitter)アナリティクスでは、アカウントの運用状況を様々な角度から分析することができます。主な機能を以下にまとめました。
基本的な分析機能 |
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フォロワー分析機能 |
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コンテンツ分析機能 |
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これらのデータは、CSVファイルとしてエクスポートすることも可能です。
X(旧Twitter)アナリティクスの始め方
前述の通り、X(旧Twitter)アナリティクスを始めるにはプレミアムプラン以上への加入が必要となります。プラン加入を行ったうえで、以下の手順でX(旧Twitter)アナリティクスにアクセスしましょう。
- パソコンでX(旧Twitter)を開く
- サイドバーから「プレミアム」を選択
- アナリティクスを選択
同様の手順でスマートフォンからでもアクセスできますが、スマートフォン版のアナリティクスは分析できる情報が少ないため、PCからのアクセスをおすすめします。
X(旧Twitter)アナリティクスのホーム画面の見方
X(旧Twitter)アナリティクスのホーム画面には、アカウントの運用状況を把握するための情報が表示されています。ここでは、主要な4つのセクションについてみていきましょう。
過去7日間でのパフォーマンスの変動
X(旧Twitter)アナリティクスのホーム画面トップには、過去28日間でのパフォーマンスの変動が表示されています。主な指標は、以下のとおりです。
ツイート:投稿した総数とその推移
ツイートインプレッション:投稿が表示された総回数
プロフィールへのアクセス:プロフィール画面の閲覧回数
@ツイート:他のユーザーにメンションされた数
フォロワー数:累計のフォロワー数
これらの数値は、前回の7日間と比較した増減も確認可能です。
月ごとのツイート
過去28日間でのパフォーマンス変動の下には、月単位での投稿パフォーマンスも表示されています。ここでは、以下の情報が確認できます。
トップツイート:最もインプレッションが多かった投稿
トップの@ツイート:最も反応の多かったメンション付き投稿
トップのメディアツイート:画像・動画付き投稿で最も反応が多かったもの
トップフォロワー:新規フォローした中で最もフォロワーの多いユーザー
これらの情報を分析することで、効果的な投稿パターンを見つけ出すことができるでしょう。
ツイートアクティビティ
X(旧Twitter)アナリティクスのホーム画面で「ツイート」をクリックすると、ツイートアクティビティを確認できます。ここでは、以下のように個々の投稿のパフォーマンスを詳細に確認可能です。
インプレッション:投稿が表示された回数
エンゲージメント:ユーザーが投稿に反応した回数
エンゲージメント率:ユーザーの投稿への反応率
リンククリック数:URLが含まれる投稿のクリック数
リポスト数:投稿が共有された回数
これらのデータを活用することで、より効果的な投稿戦略を立てることができます。
動画アクティビティ
X(旧Twitter)アナリティクスでは、投稿した動画コンテンツのパフォーマンスも把握できます。確認できる情報は、以下のとおりです。
保持(グラフ):視聴者がどの時点まで動画を視聴したか
動画の再生数:動画が再生された回数
再生時間:動画が再生された合計時間
視聴完了率:動画が最後まで視聴された割合
アクション誘導のクリック回数:動画内で表示されるリンクなどがクリックされた回数
引用先での動画再生数:他のユーザーが引用リツイートした際の動画再生数
動画コンテンツは、アカウントの成長に大きく貢献する可能性があります。これらのデータを定期的に確認し、動画コンテンツの改善を図っていきましょう。
X(旧Twitter)アナリティクスの効果的な分析方法
X(旧Twitter)アナリティクスの活用方法は、目的によって大きく異なります。ここでは、目的別の分析方法と具体的な改善施策についてみていきましょう。
フォロワー増加が目的の場合
フォロワー数を増やすためには、アカウントの認知度向上とフォロワーの興味を引く投稿内容が重要です。X(旧Twitter)アナリティクスでは、以下の指標を重点的に分析していきます。
インプレッション数(投稿の表示回数)
プロフィールクリック数
フォロー率(プロフィールクリックからのフォロー数)
これらの数値を分析することで、どのような投稿がフォロワー獲得に効果的かを把握できます。特に、プロフィールクリック数が高い投稿の特徴を分析し、同様の投稿を増やしていくことが効果的です。
Webサイト流入促進が目的の場合
Webサイトへの流入を増やすためには、リンクの効果的な設置と魅力的な誘導文が重要となります。X(旧Twitter)アナリティクスでは、以下の指標に着目しましょう。
URLクリック数
クリック率(インプレッション数に対するクリック数の割合)
リンク付き投稿のエンゲージメント率
特に、クリック率の高い投稿の特徴(投稿時間、文章表現、画像の有無など)を分析し、効果的な投稿パターンを見つけ出すことが重要です。
エンゲージメント向上が目的の場合
エンゲージメント率を向上させるためには、フォロワーの興味関心に合った投稿内容が必要となります。注目すべき指標は、以下のとおりです。
いいね数とその率
リポスト(リツイート)数
コメント数
エンゲージメント率の推移
フォロワーの反応が良かった投稿の共通点を見つけ出し、その要素を取り入れた投稿を増やしていくことが効果的です。
投稿の拡散力向上が目的の場合
投稿の拡散力を高めるためには、リポストされやすい投稿内容の特徴を把握することが求められます。以下の指標を分析しましょう。
リポスト数とその率
引用リポストの数
インプレッション数の伸び率
フォロワー以外からの反応率
特に、非フォロワーからの反応が多い投稿は、拡散力が高い傾向にあります。そのような投稿の特徴を分析し、活用していきましょう。
コンバージョン率向上が目的の場合
コンバージョン(目標達成)率を向上させるためには、ターゲットとなるユーザーの行動パターンを理解することが重要です。分析すべき指標としては、以下が挙げられます。
商品リンクのクリック率
申し込みフォームへの遷移率
時間帯別のコンバージョン率
ユーザーの行動パターン
特に、コンバージョンにつながった投稿の特徴(投稿時間、表現方法、ビジュアルなど)を詳細に分析し、効果的な投稿パターンを確立することが重要です。
X(旧Twitter)アナリティクス分析のポイント
最後に、X(旧Twitter)アナリティクスでの分析を成功に導くためのポイントについて詳しく説明していきます。
優先して分析すべき項目を絞る
効果的な分析を行うためには、まず重要な指標に焦点を当てることが大切です。すべての数値を同時に分析しようとすると、かえって本質的な改善点を見失ってしまう可能性があります。
特に注目すべき指標は、インプレッション数、エンゲージメント率、プロフィールクリック数です。これらの数値を優先的に分析することで、投稿内容の改善点やフォロワーの興味関心をより明確に把握することができます。
PDCAサイクルを確立する
X(旧Twitter)アナリティクスを活用した改善を継続的に行うためには、PDCAサイクルの確立が不可欠です。Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善)のサイクルを繰り返し実施していくことを意識しましょう。
まず、現状のデータをもとに具体的な数値目標を設定します。次に、その目標達成のための施策を実行し、結果をアナリティクスで確認します。そして、得られたデータをもとに改善点を特定し、次の施策に活かしていく流れです。
このサイクルを継続的に回すことで、より効果的なアカウント運用が可能となります。
定期的にプロフィールを更新する
プロフィールは、フォロワーとの最初の接点となる重要な場所です。X(旧Twitter)アナリティクスのデータをもとに、定期的なプロフィールの更新と最適化を行っていきましょう。
特にプロフィール文やヘッダー画像は、アカウントの印象を大きく左右する要素となります。データに基づいて定期的に見直しを行い、より効果的な表現方法を模索していくことが大切です。
X(旧Twitter)アナリティクスを活用して効率的な運用をめざそう
X(旧Twitter)アナリティクスは、アカウント運用を効果的に改善するために重要なツールです。データを適切に分析し、PDCAサイクルを回すことで、着実なアカウントの成長が期待できます。
なおX(旧Twitter)では、アナリティクスを活用したアカウント運用に加えて、プロフィールページの最適化も重要です。特にフォロワーに価値ある情報を届けるためには、関連コンテンツやWebサイトへの効果的な誘導が不可欠です。
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