
TikTokの撮り方をわかりやすく解説!ジャンル別のポイントやバズる動画を作る方法とは

若者に絶大な人気を誇るTikTokは、スマートフォンさえあれば、誰でも簡単に魅力的な動画コンテンツを撮影・投稿できるプラットフォームです。TikTokを使っていて「自分にもできそう」「TikTokで活動してみたい」と興味を抱いたら、気軽に挑戦してみてはいかがでしょうか。
この記事では、TikTokの基本的な撮り方やバズらせるためのテクニックを紹介します。TikTokで注目を集めたい方やインフルエンサーを目指している方は、ぜひ取り入れられるテクニックがないかチェックしてみてください。
TikTokの基本的な撮り方
まずは、TikTokの基本的な撮影方法を紹介します。TikTokの撮影は、以下の流れで行います。
- アカウントを作成する
- 撮影モードを選択する
- 楽曲とエフェクトを選ぶ
- 撮影速度を調整する
- 撮影する
- 編集する
- 公開設定を行う
ここでは、各プロセスの詳細をみていきましょう。
1. アカウントを作成する
TikTokで動画を投稿するには、まずアカウントを作成する必要があります。
アプリをインストールして起動したら「プロフィール」をタップしましょう。ログイン画面が表示されたら、画面下部の「登録」を選択します。
登録方法を確認されるので、メールアドレスや電話番号を使って新規登録を行いましょう。
登録が完了したら、「プロフィール>プロフィールを編集」からユーザー名やプロフィール写真、自己紹介文を設定します。特にインフルエンサーとして活動したい方は、「誰に」「どのような価値を」提供するアカウントなのかが一目でわかるプロフィールにすることが大切です。
2. 撮影モードを選択する
動画を撮影するときは、アプリの下部中央に表示されている「+」をタップします。
撮影ボタンのうえに撮影モードが表示されるので、希望するモードを選びましょう。
「60秒モードを選択した場合は必ず60秒撮影する必要がある」というわけではなく、途中で撮影をストップすることも可能です。
3. 楽曲とエフェクトを選ぶ
次に、楽曲とエフェクトを選択します。楽曲は、画面上部に表示されている「楽曲を選ぶ」から選択が可能です。
おすすめやカテゴリ別に表示されている楽曲を使用することも可能ですし、楽曲を検索することも可能です。他の投稿者が使用している楽曲を気に入った場合は、その投稿の右下に表示されている楽曲アイコンをタップすると表示される「楽曲を使う」をタップすると、同じ楽曲で撮影できます。
エフェクトは、撮影ボタンの左側に表示されているボタンから選択しましょう。
エフェクトも、楽曲同様カテゴリ別に探したり検索したりすることが可能です。動画の視聴画面には使用しているエフェクトが表示されるので、それをタップして動画と同じエフェクトを使うこともできます。
他にも、撮影画面の右側に表示されているアイコンをタップすると、美肌機能やフィルター機能を使用できます。
4. 撮影速度を調整する
TikTokでは、撮影速度を調整することが可能です。速いテンポのダンスをゆっくりと踊りたいときや撮影した動画を倍速で再生してコミカルな動きに見せたいときは、ぜひ活用してみてください。
撮影速度は、撮影画面右側のメニューから選択できます。5段階で調整できるので、お好みの撮影スピードを見つけましょう。
5. 撮影する
設定が完了したら、撮影を行います。
TikTokにはカウントダウン機能があるので、自撮りをしたいときやダンス動画を撮りたいときも一人で撮影できます。カウントダウン機能は、撮影画面の右上に表示される時計のマークをタップすると利用可能です。
そのまま撮影に入りたい場合は、シャッターボタンを押しましょう。
6. 編集する
TikTokで撮影をした後は、アプリ上でそのまま編集することが可能です。
カットやテキストの挿入といった一般的な編集作業はもちろん、ステッカーやフィルターの設定、音声の録音などにも対応しています。簡単な動画編集であれば、TikTokの編集機能だけでも十分に魅力的な動画を制作できます。
編集が完了したら、画面右下の「次へ」をタップしましょう。
7. 公開設定を行う
最後に公開設定を行います。
カバーや動画の説明、ハッシュタグなどを設定します。公開範囲や視聴制限など希望がある場合は、ここでしっかりと設定を行っておきましょう。
「投稿」をタップすれば、TikTokの撮影からアップロードは完了となります。
ジャンル別TikTokの撮り方
TikTokには、以下のようにさまざまなジャンルの動画がアップロードされています。
- ダンス動画
- イラスト動画
- Vlog
- 美容
- ファッション
- グルメ
それぞれのジャンルには異なった撮影のポイントがあるので、自分のジャンルに合った撮り方を押さえておくことが大切です。ここでは、魅力的なTikTok動画の撮影方法をジャンル別にみていきましょう。
ダンス動画
ダンス動画は、TikTok動画の中でも特に人気の高いジャンルのひとつです。ライバルが多いので、ダンスを魅力的に見せるために基本の撮影方法をしっかりと押さえておきましょう。
ダンス動画を撮影する際は、全身が映る位置にカメラを固定し、正面から明るい光が当たるように照明を工夫することが大切です。動きが見えやすいシンプルな背景を選び、トレンドの曲や人気の振付を活用すると注目されやすくなります。
振りに合わせてカメラワークを変えたり、いろいろな角度から撮影した動画を組み合わせたりすると、カメラを固定して撮影している動画と差別化を図りやすくなります。
イラスト動画
イラストや制作過程を紹介する動画を撮影するときは、真上から垂直にカメラを構え、影が入らないように均一な明るさにすることを意識しましょう。作品全体が収まるよう、イラストの構図を工夫することもおすすめです。
動きを出しにくいイラスト動画だからこそ、動きをつけることで差別化しやすくなります。カメラを近づけたり離したりするだけではなく、音楽のリズムに合わせてイラストを切り替えたりしてみるとよいでしょう。
Vlog
日常生活や旅行などの特別な体験を共有するVlogは、視聴者やファンとの距離感を縮めやすいジャンルです。
臨場感や親近感を演出するために、視線の高さで撮影することを意識するとよいでしょう。周囲の環境音も大切な要素なので、楽曲の音量は小さめに設定することをおすすめします。
テンポよく切り替えること、ストーリー性を意識した構成にすることで、最後まで見てもらいやすい動画になります。近年はアフレコ動画の人気が高いので、撮影・編集後はアフレコ機能で音声をプラスしてみてもよいかもしれません。
美容
メイクやスキンケアなどの美容系コンテンツで重要なのは、わかりやすさや情報価値の高さです。正直な解説やレビューを心がけ、フィルターやエフェクトは使用しないようにしましょう。
撮影時は顔全体が明るく見えるよう照明を工夫し、商品のテクスチャーが伝わるように、必要に応じてアップでの撮影もしましょう。使用アイテムや手順をテロップで説明したり、1つのアイテムあたり15~30秒程度でコンパクトにまとめたりすることがポイントです。
Before・Afterを比較しやすい構成にすると、商品のメリット・デメリットが伝わりやすくなります。清潔感を出すために、背景や映り込むアイテムにも気を配りましょう。
ファッション
コーディネートや着回しを紹介するファッション動画では、「いかに実用的な情報を提供できるか」が鍵となります。服装はもちろんのこと、服に合わせたメイクや髪型、ロケーション選びにも力を入れましょう。
撮影時は全身が映る鏡やスペースを確保して、自然光を活用して服の色味を正確に表現することが大切です。「単に全身コーデを映して終わり」ではなく、サイズ感やブランド名をテロップで表示できるとより親切でしょう。
動画編集時に効果やトランジションを活用することで、コーデチェンジをスタイリッシュに演出できるようになります。季節感のある背景や小物使いも、動画の価値を高める重要な要素になります。
グルメ
料理や食レポ動画は、視聴者の食欲をそそる撮影テクニックが重要です。
料理の立体感を表現するために、いろいろな角度から撮影してみましょう。また、料理の見た目は明かりによって大きく変わるので、自然光もしくは食材の色が映えるライティングを心がけてみてください。
調理音や食べる音(ASMR)といった聴覚的な要素を積極的に活用しつつ、背景をシンプルにして視覚的な要素をできるだけ排除することで、食べ物に注目を集めやすくなります。
特に大切なのが、動画の冒頭3秒間です。視聴者の興味を引く美味しそうなシーンを冒頭に持ってくることで、視聴完了率を高められます。
TikTokでバズる動画を撮るテクニック
ここでは、再生数を伸ばしたい方が押さえておきたいテクニックを詳しくみていきましょう。
話題の音源やエフェクトを取り入れる
TikTokのアルゴリズムは、トレンドの音源やエフェクトを使用した動画を優先的に表示する傾向にあります。「おすすめ」タブで人気の音源をチェックし、自分の動画に取り入れましょう。
ただし、アカウントの方向性がぶれてしまうので、手あたり次第トレンドを取り入れることは避けましょう。アカウントやあなたの世界観に違和感を与えない範囲でトレンドを活用することが大切です。
タイム効果を使う
タイム効果は、ユニークな動画を作れるおすすめ機能です。
スローモーションは所作やモノなどの美しさを引き立て、早送りはイラスト制作などの長いプロセスをコンパクトに見せられます。また、巻き戻しを使えば、壊れたモノが元に戻る不思議な演出も可能です。
撮影時は、あらかじめ「いつ・どのようなタイム効果を使うか」を想定しながら撮ることで、よりおもしろい動画を制作しやすくなります。
スマホアクセサリーを活用する
手ブレを防いで安定した画角での撮影を希望する場合は、三脚やスマートフォンホルダーといったスマホアクセサリーが不可欠です。特にダンスやメイク動画など、両手を使う撮影では必須のアイテムといえます。
また、リングライトを使用すれば、室内でも明るくきれいな映像を撮影できます。このように撮影機材に投資すれば、より高品質でバズりやすい動画を制作できるでしょう。
テキストを入れる
テキストは動画の内容を補足し、視聴者の理解をサポートしてくれる大切な要素です。
近年は、通勤・通学時に音声なしでショート動画を視聴するユーザーも増えてきました。説明文やポイント、商品名などのテキストを追加しておくと、音声をオフにして視聴している人にも情報が伝わりやすくなるでしょう。
テキストを入れるときは、フォントの種類やサイズ、色使い、表示タイミングを調整して、視認性が高くなるように工夫してみてください。スマートフォンの小さな画面でも読みやすいように、文字サイズは大きめにすることもポイントです。
アフレコで音声を入れる
TikTokを撮影するときは、ナレーションや解説音声を入れて、より詳しい情報を伝えることがおすすめです。
撮影時の環境音が気になる場合は、アフレコ機能を使ってあとから音声を追加しましょう。音声を追加するときは、聞き取りやすい音量とスピードを意識して、視聴者が快適に視聴できる動画に仕上げることを心がけてみてください。
TikTokにはボイスフィルター機能が搭載されているので、身バレが怖い方やキャラクターになりき切りたい方でも安心してアフレコが可能です。
カメラを動かす
TikTok撮影のときは、カメラを固定して撮るだけではなく、カメラを動かして撮ることにもチャレンジしてみましょう。カメラを動かすことでより没入感を演出したり、期待感を高めたり空間の広がりを伝えやすくしたりする効果が得られます。
カメラを動かすときは手ブレが気になりやすくなるので、手ブレ補正機能があるスマホアクセサリーを活用してもよいでしょう。楽曲に合わせて動かしたりトランジションと組み合わせたりすれば、より印象的な動画に仕上がります。なお、トランジションとは動画のカットとカットをつなぐ効果(エフェクト)のことで、場面転換を自然に見せる役割があります。
デュエット機能を使う
デュエット機能は、他のユーザーの動画と自分の動画を一緒に表示できる、TikTokならではのコラボレーション機能です。
人気の動画とデュエットすることで、その動画のファンに自分の存在をアピールすることが可能です。例えば、人気クリエイターのダンス動画に合わせて踊ったり、料理動画のレシピに挑戦する様子を撮影したりすることで、自然な形でフォロワーを増やせる可能性があります。
また、デュエットはコミュニケーションツールとしても活用できます。フォロワーの動画に反応したり、コラボレーション企画を実施したりすれば、ファンとの距離を縮められるでしょう。
ただし、デュエットする動画を慎重に選び、相手のイメージを損なわないよう配慮することを忘れてはいけません。
コマ撮りをする
コマ撮りは、複数の静止画・動画をつなぎ合わせて1本の動画にする撮影方法です。
例えば、一時停止を繰り返しながら少しずつぬいぐるみを動かせば、まるでぬいぐるみが生きているかのような動画を撮影できます。他にも、イラスト制作や調理の過程を紹介するときなども、コマ撮りを活用できます。
コマ撮りを成功させるコツは、カメラの位置を固定して撮影することです。三脚やスマートフォンホルダーを使用して、カメラが動かないようにしましょう。被写体の動きを小さく区切って一回一回の変化を最小限に抑えることで、よりスムーズな動きを表現できます。
TikTokの撮り方で注意したいポイント
TikTokを撮影するときは、以下の2点に注意が必要です。
- 撮影時は許可を取る
- 個人情報の漏えいに気をつける
これらを理解することで、TikTokを安全に利用できます。
撮影時は許可を取る
自宅以外の店舗や施設で撮影する際は、必ず事前に管理者や店舗スタッフから許可を得ておきましょう。また、SNSに投稿する目的で撮影する旨も伝えて、撮影可能な範囲や時間帯についても確認することをおすすめします。
他の人物が映り込む可能性がある場合は、特に注意が必要です。公共の場所であっても、関係のない人の顔を映すことは避けましょう。
やむを得ず人物が映り込んでしまう場合は、モザイクや加工で個人を特定できないように配慮することが大切です。同様に、他人の私物や自動車のナンバープレートなども、映り込まないよう注意を払う必要があります。
個人情報の漏えいに気をつける
TikTokを撮影するときは、個人情報の漏えいに気をつけましょう。
意図せずに自宅や学校、職場が特定されてしまう情報が映り込んでしまうことは珍しくありません。例えば、窓から見える景色や室内の間取り、通学路や通勤経路なども、位置情報を特定される手がかりとなる可能性があります。
撮影した動画は必ず投稿前にチェックし、個人情報や機密情報が映り込んでいないかを確認してみてください。
画面に写り込む書類や画面、背景に映る看板や標識なども、個人情報の漏えいにつながる可能性があります。特に、自宅で撮影するときは背景や風景の映り込みに注意を払って、必要に応じてモザイクや加工を施すことをおすすめします。
TikTokでバズる動画の撮り方に挑戦してみよう!
TikTokの動画撮影は、決して難しいものではありません。この記事で紹介したテクニックを参考に、ぜひクリエイターとしての第一歩を踏み出してみてくださいね。
TikTokは、フォロワー数が少なくても、優れたコンテンツであれば多くのユーザーに見てもらえるアルゴリズムが採用されています。そのため、新規参入したクリエイターでも注目を集めるチャンスは十分にあります。また、継続的な投稿を通じてファンを増やしていけば、収益化プログラムへの参加や案件獲得など、活動の幅を広げられる可能性が高まるでしょう。
TikTokで活動する方におすすめなのが、リンクまとめサービス「VLINK(ブイリンク)」です。
VLINKを使えば、以下のような機能が無料で利用できます。
- あなただけのプロフィールを作れる
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インフルエンサーマーケティングに役立つ情報を掲載するメディア『VLINK MAG』の編集部です。