
Instagram戦略の立て方を7ステップで解説!重要な3つの要素と効果最大化のアイデア

ビジネスや自分の活動にInstagramを活用したい場合は、戦略的にアカウントを運用することが大切です。Instagramというプラットフォームの特徴を理解したうえで他のSNSとは異なった戦略を立てなければ、高い成果を出すことはできません。
この記事では、Instagram戦略の立て方を詳しく紹介します。フォロワーの獲得や販売促進につなげるためのヒントを、ぜひ見つけてみてください。
Instagramとは?
Instagramは、Facebookを提供するMeta社が運営する写真・動画共有SNSです。
国内の月間アクティブユーザー数は6,600万人以上(2023年12月時点)で、若者はもちろんのこと、30代以上の年齢層にも利用されています。一般ユーザーが交流を楽しむだけではなく、インフルエンサーや企業が活動したり、マーケティングをしたりするプラットフォームとしても注目を集めています。
まずは、戦略を立てるうえで重要となる、Instagramに関する基本的な知識を身につけていきましょう。
Instagramの特徴
Instagramは、次のような特徴を持つSNSです。
- 視覚的なコンテンツに特化している
- 若年層を中心に幅広い年齢層が利用している
- 商品認知や購入のきっかけとして活用されている
- インフルエンサーマーケティングが活発に行われている
Instagramの最大の特徴は、視覚的な要素を重視したプラットフォームであることです。写真や動画を通じて商品やサービス、ライフスタイルを発信できるため、ファッションや美容、食品、旅行などの商材との相性が非常によいとされています。
また、「インスタ映え」という言葉が生まれたことからわかるように、見栄えや世界観を重視するユーザーが多い点も特徴です。そのため、アカウントの世界観や統一感のある投稿作りが、フォロワー獲得の重要なポイントとなります。
若者の間では、Googleを使った検索行動(ググる)よりも、Instagramのタグを使った検索行動(タグる)が浸透しています。このように、Instagramは単なる友人との交流ツールにとどまらず、情報収集手段としても定着しているのです。
Instagramの機能
Instagramには、複数の機能が搭載されており、それぞれ役割が大きく異なります。Instagramで活動する際は、基本的な機能と役割をしっかりと理解しておくことが大切です。
写真や動画を組み合わせて表示できるフィード投稿は、アカウントの顔となる重要な要素です。縦型動画を投稿できるリールや、ストーリーズや投稿をまとめられるハイライト・まとめ機能と組み合わせて活用することで、潜在層への認知や興味喚起を促せます。
すでにアカウントをフォローしてくれている方やファンに対しては、フィードやリールの投稿で情報を提供しつつ、ライブ配信や24時間で消えるストーリーズ機能を活用して交流しましょう。ショップ機能を使えば、オリジナル商品やPR商品の購入につなげることも可能です。
このように、Instagramには認知獲得から購入、ファンの育成まで幅広い目的に適した機能が搭載されているのです。
Instagramのアルゴリズム
Instagramは、ユーザーの行動や興味関心にもとづいて最適な投稿を表示させるアルゴリズムを採用しています。各ユーザーの好みに合ったコンテンツを表示するために、以下のような要素を重要視しています。
- ユーザーの興味関心と投稿内容・投稿者のマッチ度合い
- 投稿直後に獲得したエンゲージメントの多さ
- ユーザーと投稿者のやり取りの履歴や親密さ
- フォロワー数やエンゲージメントの多さ
特に重要なのは「初速」です。投稿直後のエンゲージメント率が高いほど、より多くのユーザーに表示されやすくなります。そのため、フォロワーがアクティブな時間帯に投稿することや、キャプションで具体的なアクションを促すと効果的です。
また、「ユーザーの興味関心にマッチしているか」「ユーザーとのやり取りがあるか」なども重視されるので、ターゲットが求める情報を提供しつつ、積極的に交流することも重要となります。Instagram戦略では、単に投稿するだけでは不十分であることを理解しておきましょう。
Instagram戦略の基本要素
Instagram戦略を立てるときに特に意識したい基本要素として、以下の3つが挙げられます。
- アカウント設計
- プロフィール
- コンバージョンへの導線
アカウント設計
Instagramアカウントを運用するとき、最初に決めなければいけないのが「どのような方向性で発信していくか」ということです。
Instagramのアカウントには大きく分けて3つのタイプがあり、それぞれに適した運用方針が異なります。
タイプ | 特徴 |
---|---|
世界観発信型 | ブランドや商品の世界観を表現する |
関連情報発信型 | ブランドや商品に関連する情報を発信する |
興味・関心型 | ターゲットの興味関心に沿った情報を発信する |
企業アカウントを運営する場合や独自の世界観が確立されているインフルエンサーの場合は、「世界観発信型」や「関連情報発信型」のアカウントがおすすめです。一方で、臨機応変にアカウントを運用したい場合や特定の商材がない場合は、「興味・関心型」のほうが向いているでしょう。
はじめに「どのような方針でアカウント運用したいのか」を明確にしておくと、その後のコンテンツ設計がスムーズになります。
プロフィール
新しいユーザーがアカウントに興味を抱いたときに、まず目にするのがプロフィール欄です。そのため、魅力的なプロフィールを作ることは、フォロワーを獲得する近道であると考えられます。
また、プロフィール画像も、あなたやブランドの印象を左右する重要な要素となります。アカウントの方向性や世界観にマッチする、オリジナルの画像を用意しましょう。
自己紹介文では、アカウントの特徴を簡潔に伝えることが大切です。「どのような人が・どのような情報を発信しているのか」が一目でわかる文章に仕上げましょう。長くなりすぎないように気をつけて、絵文字や装飾を活用しながら作成することがポイントです。
コンバージョンへの導線
Instagramを販売促進や個人の活動に活用する場合、最終的に目指すのは「商品の購入」や「サービスの利用」、「ブログへの訪問」といった具体的なアクションとなることが一般的です。そのため、Instagram戦略を立てるときは、ユーザーを目的達成(コンバージョン)に誘導するための仕組みを整える必要があります。
ただし、Instagramのプロフィールに設置できるリンクが5つまでである点に注意しましょう。複数の導線を用意したい場合は、リンクまとめサービスを活用することがおすすめです。
また、ストーリーズのハイライト機能もうまく活用しましょう。「商品の詳細」「使い方のコツ」「よくある質問」といった情報をカテゴリーごとにまとめておけば、フォロワーが知りたい情報へすぐにアクセスできるようになります。
Instagram戦略を立てる手順
Instagram戦略を立てる手順は、以下のとおりです。
- 目的を設定する
- 自社や競合の現状を把握する
- ペルソナを設計する
- アイデアをリストアップ・精査する
- アカウントのコンセプトを設計する
- 計画的にコンテンツを制作する
- 分析・改善を繰り返す
ここでは、各プロセスのポイントをみていきましょう。
1. 運用の目的・目標を設定する
Instagram戦略策定で最初に行うべきなのが、明確な目的・目標の設定です。
目的とは、最終的に実現したい理想の状態を指します。例えば「ブランド認知度の向上」「顧客との関係構築」「商品の販売促進」などが目的となります。一方、目標とは、目的を達成するための具体的な指標です。「半年以内に1万フォロワーを達成する」「月間の商品売上を30万円にする」「ブログのPVを2倍に増やす」といった、数値化できる具体的な設定が目標となります。
目的と目標の両方を明確に設定することで、必要な施策が見えてきます。例えば「ブランド認知度の向上」という目的に対して、「1週間でフォロワーを20人増やす」「毎日1投稿する」といった具体的な目標を設定すれば、着実に成果を積み重ねていくことができるでしょう。
このように段階的な目標設定は、モチベーション維持にもつながります。
2. 自社や競合の現状を把握する
目的が決まったら、現状分析を行いましょう。自分のアカウントの強みや弱み、市場での立ち位置を理解することで、より効果的な戦略を立てられます。
特に重要なのが、同じジャンルで活躍している競合アカウントの研究です。「どのような投稿が人気を集めているのか」「どういった情報を発信しているのか」「フォロワーとどうやってコミュニケーションを取っているのか」などについてチェックしてみましょう。
このときに重要なのは、人気アカウントの真似をすることではありません。人気の要因を分析しつつ、あなただからこそ発信できる情報・価値を見つけることが大切です。
3. ペルソナを設計する
Instagramで発信するときは、「誰に向けて発信するのか」を意識しましょう。ターゲットとなる理想のフォロワー像を具体的に思い描くことで、より相手に響くコンテンツが作れるようになります。
例えば、美容系のアカウントを運営するなら、「25歳の都内OL。通勤時間にInstagramをチェックする習慣があり、トレンドには敏感だけど価格にも気を配る。休日は友達とカフェ巡りをするのが趣味」というように、できるだけ具体的にイメージを描いてみましょう。
そして、「その人は普段どんなことに興味があるのか」「どんな悩みを抱えているのか」「どんな商品を求めているのか」を深掘りしてみてください。ペルソナの生活や価値観を深く理解できれば、共感を呼ぶコンテンツを制作しやすくなります。
4. アイデアをリストアップ・精査する
ペルソナが決まったら、具体的な投稿アイデアを考えていきましょう。この段階では、とにかく多くのアイデアを出すことに集中します。
実際に役立つ情報や、フォロワーが喜びそうなコンテンツのアイデアを、思いつくままにリストアップしてみましょう。アイデアが集まったら、それぞれの案がペルソナのニーズに合っているか、目的達成に貢献できるかを考えながら、優先順位をつけていきます。
最後に、実現可能性や制作にかかる時間などを考慮しながら、実際に取り組む企画を厳選します。
5. アカウントのコンセプトを設計する
ある程度投稿の方向性が固まったら、アカウント全体のコンセプトを決めていきます。コンセプト設計の際は、「既存のニーズ」と「あなたにしか提供できない価値」を組み合わせることで、独自性の高いコンセプトを生み出せます。
まずは、アカウント運用者やブランドの強みを存分に活かせる切り口を考えてみましょう。例えば、メイクが得意な運用者なら「誰でも人気アイドルに近づけるメイクテクニック」、料理研究家なら「15分で作れる本格和食」といったコンセプトが考えられます。
また、アカウントの世界観を表現するための細かい要素も決めておきましょう。使用する色やフォント、写真の撮り方、言葉遣いなどの細かいところまで設計しておくと、一貫性のある発信ができます。
6. 計画的にコンテンツを制作する
次に、具体的な投稿計画を立てていきましょう。ここで大切なのは、「継続できる仕組み」を作ることです。
例えば、「週末にまとめて撮影して1週間分の投稿を準備しておく」「毎週特定の曜日には決まったテーマの投稿をする」といった工夫が有効です。
コンテンツ制作の計画は、カレンダーに書き込みながら立てることがおすすめです。スケジュールを視覚化することで無理のない計画を立てやすくなりますし、季節感やトレンドを取り入れた企画のヒントを得られやすくなります。
7. 分析・改善を繰り返す
投稿の効果を分析して改善していく作業は、必ず行いましょう。Instagramが無料で提供しているインサイト機能を使って、「どのような投稿が反応を得られているのか」「フォロワーの増減はどうか」などをチェックします。
分析・改善の際に重視したい指標として、以下の3つが挙げられます。
- エンゲージメント率(投稿への反応度)
- リーチ数(投稿が表示された人数)
- プロフィールへのアクセス数
これらの数値を見ながら、効果的だった投稿の特徴や、改善が必要なポイントを把握していきます。データにもとづいて投稿内容を最適化することで、より効率的かつ効果的なInstagram運用が可能になります。
Instagram戦略の効果を最大化するアイデア
自分に合ったInstagram戦略を立てたあとは、以下のポイントを意識してアカウントを運営していきましょう。
- 重要指標の改善に力を入れる
- UGCを活用する
- キャンペーンを実施する
- 広告を配信する
- インフルエンサーマーケティングを実施する
- ユーザーとコミュニケーションを取る
重要指標の改善に力を入れる
どのような目的でInstagramを運用するにせよ、必ず押さえておきたい4つの重要指標があります。この指標の改善に力を入れると、アルゴリズムによい影響を与えられ、露出の増加やフォロワーの獲得を実現しやすくなります。
重要指標の詳細と改善のポイントは、表のとおりです。
指標 | 意味 | 改善方法 |
---|---|---|
保存率 | 投稿が保存された割合 |
|
ホーム率 | フォロワーのホーム画面で投稿が表示された割合 |
|
プロフィールアクセス率 | 投稿からプロフィールまで見に来た割合 |
|
フォロワー転換率 | プロフィールを見た人がフォローした割合 |
|
上記の指標を定期的にチェックして、数値が低い項目から優先的に改善を図っていくことで、アカウント全体のパフォーマンスを向上させられます。
UGCを活用する
UGC(User Generated Content:ユーザー作成コンテンツ)は、フォロワーが自発的に投稿してくれたレビューや写真、動画のことです。
近年は、広告や企業などからの一方的な発信を「信用できない」と感じる消費者が増えました。そのため、アカウントの信頼性向上や購買意欲の促進にはUGCの活用が欠かせないのです。
また、UGCを活用することで、投稿してくれたフォロワーとの関係性を深められるというメリットもあります。自分の投稿が取り上げられたことをうれしく思ってくれれば、より親密度が増したり熱心なファンになってくれたりする可能性が高まるのです。
キャンペーンを実施する
フォロワー数やエンゲージメントを短期間で伸ばしたいときは、キャンペーンの実施が効果的です。
ただし、「フォローで商品プレゼント」といった、エンゲージメントの見返りに報酬を提供する行為はInstagramで禁止されているため注意が必要です。例えば、「フォローしてくれた方全員にクーポンをプレゼント!」というキャンペーンは、Instagramの規約違反になります。
一方で、「フォトコンテスト開催中!金賞の方にはDMで賞品を贈るので、フォローしてお待ちください」「○○が当たるキャンペーン実施中!フォロー&いいねで応募してね」というキャンペーンであれば問題ありません。
※商品・サービスを購入・利用を前提として応募可能になる「クローズド懸賞」の場合は、景表法に基づく景品規制の対象となるため注意が必要です。
キャンペーンを実施するときは、応募のハードルが高すぎず、かつみんなで楽しめる要素がある企画だと、参加者の満足度が高まります。
広告を配信する
一気に認知を拡大したい場合は、Instagram広告を活用してみてもよいでしょう。Instagram広告は、プロアカウントに切り替えれば、個人であっても出稿できます。
広告運用のポイントは、ターゲティングの精度を高めることです。年齢や性別、興味関心に加えて、自分と似たようなアカウントのフォロワーをターゲットにすることも可能です。ペルソナに合わせて細かく設定することで、予算を効率的に使えるようになるでしょう。
インフルエンサーマーケティングを実施する
影響力のあるインフルエンサーとコラボレーションすることで、新しい層へのリーチが可能になります。特に、あなたのターゲット層と重なる属性のフォロワーを持つインフルエンサーとのコラボは、認知拡大やフォロワー獲得に高い効果を発揮してくれるでしょう。
インフルエンサーを選ぶときは、フォロワー数だけでなく、投稿の質やエンゲージメント率もチェックしてみてください。また、取り扱っているブランドや商品との親和性の高さも確認しておきたいポイントです。商品の世界観に合ったインフルエンサーであれば、より自然な形でターゲットへ情報を届けられます。
ユーザーとコミュニケーションを取る
アカウントを成長させるには、フォロワーとの積極的なコミュニケーションが欠かせません。なぜなら、Instagramのアルゴリズムは、コメントのやり取りやDMでの交流が活発なアカウントを優遇する傾向にあるためです。つまり、フォロワーと積極的に交流すると、投稿がより多くのユーザーに表示されやすくなるのです。
コメントへの返信やDMの対応は、できるだけ素早く丁寧に行うことを心がけましょう。また、ライブ配信や質問箱を活用した双方向のコミュニケーションも効果的です。
このような交流を通じてフォロワーとの親密度が高まれば、投稿のリーチ数やエンゲージメント率も自然と上がっていくでしょう。
Instagram戦略で重要なのはあなたのファンを作ること
Instagramの特徴は、「誰が発信しているか」が非常に重要視されるプラットフォームであるということです。フォロワー数や「いいね」の数だけを追い求めるのではなく、あなたのコンテンツを本当に必要としているファンを作ることが、長期的な成功へのカギとなります。
そのためには、アカウント設計やプロフィールの作り込みをしたうえで戦略を立てることが大切です。ここまで説明してきた戦略の策定方法を実践して、計画的かつ継続的に取り組んでいきましょう。
ただし、Instagramのプロフィールには文字数制限があり、掲載できるリンクの数も限られているため、あなたの魅力をすべて伝えることはできません。そこでおすすめなのが、リンクまとめサービス「VLINK(ブイリンク)」です。
VLINKを使えば、以下のようなことが可能になります。
- あなたを詳しく知ってもらえるプロフィールページを作れる
- 複数のSNSやWebサイトのリンクを1つのページにまとめられる
- 投稿と紹介した商品情報をひもづけできる
- あなたの「好き」を簡単にシェアできる
VLINKを活用することで、Instagramプロフィールのリンクから、あなたの魅力をより多面的に伝えられます。戦略的なInstagram運用で、あなたらしいアカウントを育てていきましょう。

インフルエンサーマーケティングに役立つ情報を掲載するメディア『VLINK MAG』の編集部です。