
プロフィールの書き方|SNSやブログに含めるべき項目から作成例まで

SNSやブログで存在感を示すには、魅力的なプロフィールが不可欠です。しかし「どのようにすれば目を引くプロフィールを作成できるのか」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
本記事では、あなたの名刺ともなり得るプロフィールの書き方を詳しく解説します。プロフィールの例文や、作成の際に気をつけるべきことなども紹介していますので、印象に残るプロフィールを作成したい方はぜひ最後までご覧ください。
SNSやブログでプロフィールを作り込むメリット
SNSやブログでプロフィールを作り込むことには、以下のような重要な価値があります。
- 信頼性の向上
- 共感の獲得
- ファン化の促進
- SEO効果の向上
最大のメリットは、通りすがりのユーザーをファンへと転換できる点です。SNSの投稿やブログ記事に興味を持った人は、必ずと言っていいほど「この投稿者は誰なのか」という興味からプロフィールページを確認します。この時、魅力的なプロフィールが用意されていれば、ファンになってもらえるきっかけとなるのです。
また、プロフィールは信頼性獲得の面でも重要な役割を果たします。全く知らない人からの情報と、明確な経歴や実績を持つ人からの情報では、後者の方が圧倒的に信頼性が高くなるためです。ブログであれば、Googleの指標であるE-E-A-T(経験-専門性-権威性-信頼性)の強化にもつながることから、検索エンジンからの評価が向上する可能性もあります。
このように、プロフィールは単なる自己紹介以上の重要な役割を果たしており、適切に作り込まれたプロフィールはファンとの信頼関係を構築し、ブランディングを強化する強力なツールとして働いてくれるのです。
プロフィールに含めるべき7項目と書き方
ここからは、プロフィールに含めるべき項目を7つ紹介します。
- 名前
- 出身地・居住地
- 経歴(学歴・職歴)
- 専門分野・強み
- これまでの実績
- 今後のビジョン
- 趣味・好きなこと
これらの項目が含まれているとプロフィールの内容が充実し、読み手にあなたの情報が伝わりやすくなります。それぞれの項目について、詳しくみていきましょう。
名前
その人を表す要素としてもっとも大切なのが名前です。本名でもニックネームでも、誰にでも読める名前を記載しましょう。スムーズに読めるようにすることで印象に残りやすく、検索されやすくもなります。読みにくい漢字の場合は、ひらがなやカタカナで併記すると親切です。
出身地・居住地
出身地や居住地を記載することは、親近感を抱いてもらうきっかけになります。地域性を活かした情報を発信している場合は、積極的に記載しましょう。また居住地は、活動範囲を示す情報にもなります。
例: 〇〇県出身、現在は〇〇県在住 〇〇市在住。〇〇地域を中心に活動しています。 |
経歴(学歴・職歴)
経歴は、あなたの信頼性を高める情報です。専門分野に関する学歴があれば、最終学歴と合わせて記載しておきましょう。また職歴は、専門分野や強みにつながる職務経験を記載すると、より個性が伝わりやすくなります。
例: 〇〇大学卒業後、〇〇会社に入社。 〇〇部に所属し、〇〇業務を担当。 〇〇年〇〇会社を退職後、フリーランスとして活動。 |
専門分野・強み
専門分野や強みは明確に記載して、あなたの価値を伝えましょう。単なるスキルの列挙ではなく、それらを活かしてどのような課題を解決できるのかという観点で記載することが効果的です。
例: 〇〇分野の専門知識、〇〇経験 〇〇が得意、〇〇ならお任せください |
これまでの実績
実績は数値データや事例を用いて分かりやすく説明しましょう。具体的な成果を示すことで、信頼性を高められます。実績がない場合には、ポートフォリオを作成してリンクを貼り、実力をアピールするのも手です。
例: 〇〇メディアで〇〇本の記事を執筆 〇〇コンテストで〇〇賞を受賞 |
今後のビジョン
目標や将来の展望を示すことで、SNSやブログ訪問者の共感を呼ぶことができます。あなたの成長意欲や熱意を伝えれば、同じビジョンを持つ人との新たな出会いや、活動の幅を広げるきっかけにもつながるでしょう。
例: 〇〇に関する情報を発信し、社会に貢献したい 〇〇の魅力を世界に伝えたい |
趣味・好きなこと
趣味や好きなことは、あなたの人間性や親しみやすさを伝える要素です。可能であれば、専門分野や活動内容と関連付けた趣味を記載することで、より一貫性のあるプロフィールとなります。
例: 〇〇が好き、〇〇が趣味 〇〇について語りたい |
プロフィール作成で重要な7つのポイント
ここからは、印象に残るプロフィールを作成するために重要な7つのポイントを紹介します。
印象に残るキャッチコピーや画像を使用する
プロフィールの第一印象を決定づけるのは、魅力的なキャッチコピーと画像です。あなたの強みや特徴を端的に表現する言葉をキャッチコピーとしましょう。
プロフィール画像については、顔写真を使用することで親近感が生まれやすくなります。顔出しに抵抗がある場合はイラストも効果的な選択肢となりますが、その場合も自身のパーソナリティが伝わるデザインを心がけましょう。
何のために活動しているのかを明確に伝える
プロフィールでは活動内容とともに、あなたが何のために活動しているのか、あるいは何のためにSNSやブログで発信しているのかを明確にしましょう。
目的が伝われば共感を得られるだけでなく、更なる活動の機会を得る可能性にもつながります。
親しみやすい文章を心がける
プロフィールでは、丁寧かつ親しみやすい文章を心がけましょう。堅苦しい表現を避け、自然な会話調で書くことで、プロフィールを読んだ人が親近感を覚えやすくなります。
ブログやSNSはコミュニケーションツールにもなることを踏まえ、交流を意識したプロフィールを作成しましょう。
具体的な数字で説得力を持たせる
実績や強みをアピールする際には、数字を使用すると説得力が増します。「多くの実績がある」という抽象的な表現ではなく、「月間10万PVのブログを運営」「顧客満足度98%」といった具体的な数値を示すことで、明確なイメージを与えることができるでしょう。
プロフィールのなかで数字に置き換えられる箇所があれば、積極的に用いることをおすすめします。
強みだけでなく弱みも伝える
完璧な人物像を演出するのではなく、時には自身の弱みや失敗談も織り交ぜることで、より人間味のある魅力的なプロフィールとなります素晴らしい実績ばかりを前にすると、立派なあまり近寄りがたく感じたり、自慢げな印象を受けたりして好感度が下がりかねません。自分の弱みも開示し、親しみのあるプロフィールを目指しましょう。
時間軸のある文章でストーリー性を加える
現在のことだけを並べたプロフィールは、印象に残りづらいものです。あなたの過去から現在、そして未来へと続くストーリーを語ることで、訪問者はあなたに興味を持ちやすくなるでしょう。前章でも紹介した以下の項目を並べることで、時間軸のある文章が作れます。
- 過去:経歴、これまでの実績
- 現在:専門分野・強み
- 未来:今後のビジョン
どのような経験を経て現在の活動に至ったのか、そして将来どのような目標を持っているのかを、ぜひ時間軸に沿って語ってみましょう。
誰にでも伝わるわかりやすい言葉を使用する
専門用語や難しい言葉ばかりを並べたプロフィールは、訪問者に理解してもらえないどころか読まれない可能性もあります。誰にでも伝わるわかりやすい言葉を使用するように心がけ、一目見て理解しやすいプロフィールを作成しましょう。
具体的には、専門用語を使用する場合は簡単な説明を添える、一文を短めに保つ、読みやすさを意識した文章構成を心がけるなどの配慮が必要です。
プロフィールの具体的な作成例
この章ではプロフィールの作成例を掲載します。SNSとブログそれぞれのパターンで紹介しますので、例文を参考にあなたの個性や強みを表現するプロフィールを作成してみてください。
また、短いプロフィールと長いプロフィールを普段から用意しておくと、様々な場面で役立つでしょう。
SNSのプロフィール例文
SNSでは文字数に制限があるため、ポイントを押さえて簡潔に記載する必要があります。短い文章のなかで、アカウントの訪問者の興味を引く内容を工夫しましょう。
例1: 元〇〇のWebライター/「〇〇」関連のKWで多数の上位表示実績あり/質の高いコンテンツを作成しWebサイトの可能性を広げます/〇〇県在住/趣味は読書とカフェ巡り/お仕事のご依頼はDMまで |
例2: 〇〇音楽大学出身〇〇奏者/主に〇〇近辺で演奏活動をしています/夢は〇〇でのコンサート/好きな作曲家は〇〇と〇〇/出演はお気軽にご依頼ください |
ブログのプロフィール例文
ブログはSNSのように文字数制限がなく、長文での自己紹介が可能です。ただし、プロフィールは読者があなたのことを理解するためのものだということを忘れずに、あくまで読者の読みやすさを意識して、長すぎずスッキリとまとまった文章を作成しましょう。
例1: こんにちは!フォトグラファーの〇〇です。〇〇県出身、〇〇大学卒業後に写真家〇〇氏に師事。これまで〇〇件以上の撮影を行い、各社のブランドイメージ向上に貢献してきました。 美しさだけでは終わらず、記憶に残る瞬間を切り取ることを心がけています。また、〇〇の趣味を生かした〇〇の撮影も得意です。 当ブログでは、私が仕事の傍ら旅した土地の風景写真を中心に掲載しています。 お仕事のご依頼は、お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。 |
例2: 〇〇と申します。〇〇大学卒業後、〇〇株式会社で〇〇年間勤務。その後、フリーランスの翻訳者として独立しました。〇〇を拠点に、ビジネス翻訳、技術翻訳、出版翻訳など、幅広い分野で活動しています。 趣味はカフェで読書。好きな海外の作家は〇〇や〇〇など。 当ブログでは、翻訳のノウハウや英語学習に役立つ情報を紹介しています。 お仕事のご依頼は、お気軽にお問い合わせください。 |
プロフィール作成で気をつけるべきこと
プロフィール作成にあたっては、いくつか気をつけるべき事柄があります。以下に紹介する内容に注意しながら、適切なプロフィールを作成しましょう。
ネガティブな表現はしない
プロフィールは、あなたの魅力をアピールする場です。ほかの人や物を批判するような表現は避けましょう。文字だけで伝えるSNSやブログは、思わぬところで反発を招いたり、意図していなくても他人を傷つけてしまったりするようなことも起こり得ます。
一度作成したプロフィールは必ず見直し、ネガティブな表現が含まれていないかどうかをチェックしましょう。
現在のことだけを書かない
時間軸のない情報は印象に残りづらいものです。短いプロフィール文のなかでも、過去から現在、そして未来へと続くストーリーを語ることができれば、強い印象を与えられるだけでなく、共感も生むことができます。
例えば「現在は〇〇として活動しています。」という表現を「〇〇の経験を活かし、現在は〇〇として活動しています。」という表現に言い換えるなど、時間軸に沿った文章にできるか考えてみましょう。
正しい情報を記載する
プロフィールに嘘や誇張した情報を記載することは避けましょう。虚偽だとわかったときに信頼を失うだけでなく、炎上や法的な問題に発展する可能性もあります。
誇張した情報で一時的な支持を得るよりも、長い目で見て信頼されるようなプロフィールを作りましょう。
個人情報の漏洩に注意する
出身地などをプロフィールに載せることは、親しみを持ってもらったり、共通項を見出してもらったりするために有効です。しかし住所を特定されてしまうような内容など、個人情報を漏らさないように注意してください。
公開しても問題ない範囲で、親近感を持ってもらえる情報を記載しましょう。
プロフィールの書き方をマスターして自身の活動に役立てよう
本記事では、効果的なプロフィールの作成方法を紹介しました。SNSやブログにおけるプロフィールの書き方を知ることは、自身のブランディングやファンを増やすために役立ちます。記載するべき項目や、プロフィール作成におけるポイントを押さえて、自己紹介文をブラッシュアップしていきましょう。
SNSではプロフィールに文字数制限があるため、自身の情報や運営しているWebサイトのリンクを掲載しきれないことがあります。そこでおすすめなのが、リンクまとめサービス「VLINK(ブイリンク)」です。
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プロフィールの書き方を工夫し、VLINKを活用することで、より効果的な自己ブランディングが可能になります。

インフルエンサーマーケティングに役立つ情報を掲載するメディア『VLINK MAG』の編集部です。