
YouTubeで集客を成功させる8つのコツ|活用のメリットも解説

YouTubeは、世界中で視聴されている動画共有サービスです。日本でもスマートフォンやタブレットを持つ人が増え、幅広い層の視聴者が増えています。そのため、YouTubeを利用して自身の商品やサービスを広めたいと考える人も多いのではないでしょうか。
本記事ではYouTubeでの集客を成功させるためのコツをまとめて紹介します。YouTubeを集客に活用するうえでのメリットやデメリットも解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
YouTubeでの集客が有効な理由
YouTubeは視聴者数が飛躍的に増加し、集客に活用できるプラットフォームとして注目されています。
マーケターに向けて開催された「YouTube Brandcast 2024」において、2024年5月に日本でYouTubeを視聴した18歳以上の人口は、7,370万人を超えたと発表されました。
45歳から64歳に年齢を絞っても、同世代の人口の79%に当たる2,740万人がYouTubeを利用しているという結果が出ており、若年層に限らずあらゆる世代がYouTubeを視聴していることがわかります。
また2021年から日本でもサービスが開始された「YouTubeショート」は、ショート動画の配信サービスのなかで最も利用率が高いという結果も出ています。2024年には前年と比べて1日あたりの視聴者数が20%以上増えており、今後も更に視聴者数が増える可能性があるでしょう。
世代も趣味嗜好も様々なユーザーにアプローチできるYouTubeは、有効なマーケティングの場としてますます期待が高まっています。
YouTubeでの集客を成功させる8つのコツ
YouTubeは非常に効果的な集客ツールですが、ただ動画を投稿するだけでは成功しません。YouTubeで集客を成功させるためには、以下の8つのコツを押さえましょう。
- ターゲットを明確にする
- 導線を設計する
- 動画ごとのテーマを絞る
- SEOを意識して動画タイトルを付ける
- 魅力的なサムネイルを作成する
- 継続的に投稿する
- ショート動画も活用する
- コメントへの返信や視聴者との交流を積極的に行う
ターゲットを明確にする
YouTubeの集客では、ターゲットを明確にすることが重要です。どのような層に動画を届けたいのかを具体的に設定することで、コンテンツの内容や方向性が定まるからです。
ターゲットが曖昧なまま作成されたコンテンツは、関心のない視聴者のおすすめや検索結果にも表示されてしまい、再生率やエンゲージメント率の低い動画になりかねません。コンテンツの配信効率を上げるためにも、以下のように視聴者のペルソナを作成し、ターゲットを絞りましょう。
- ユーザーの属性(年齢、性別、居住地域、家族構成など)
- ライフスタイル・行動パターン(帰宅時間、休日の過ごし方など)
- 性格・興味関心・悩み事
詳細なターゲット設定により、その層の悩みや欲しい情報を把握し、視聴者の心に響くコンテンツを作成できます。またコンテンツを必要としている視聴者に動画が配信されやすくなるため、効果的な集客が可能になります。
導線を設計する
YouTube動画から自社サイトや商品ページへの導線を設計することも重要です。導線がないと、動画が再生されても商品やサービスの購入につながらなくなってしまいます。
導線は、視聴者が行動を起こしやすいよう、わかりやすくシンプルなものを設計しましょう。リンクを探さなければ見つからなかったり、購入にたどり着くまでにいくつものアクションが必要だったりすると、動画で興味関心を持った視聴者も離脱してしまいます。
具体的には以下の3点を行うとよいでしょう。
- チャンネルのホーム画面や動画の説明欄にリンクを貼る
- 動画内で視聴者を誘導したいサイトなどについて紹介する
- 動画の最後に「詳しくはこちら」などのアナウンスとリンクを表示する
また、視聴者が取る行動は商品の購入だけでなく、問い合わせやSNSのフォロー、詳しい資料の閲覧など様々です。それぞれの段階に合わせた導線を設計することで、YouTubeを通してより多くの集客を見込めます。
動画ごとのテーマを絞る
YouTubeで集客をするためには、動画ごとのテーマを絞り、焦点を明確にしましょう。
1本の動画に複数のテーマを詰め込むと内容が散漫になり、伝えたい肝心なことが伝わりづらくなります。視聴者にとっても分かりにくい動画となり、途中で離脱されやすくなるでしょう。
また動画のテーマが定まらないと、タイトルと内容もブレやすくなります。一貫性のない動画は視聴者の満足度を下げ、質の低いコンテンツになりかねません。
一つの動画では、基本的にはテーマを一つに絞るようにしましょう。テーマを絞り込むことで、視聴者が求める情報にピンポイントで応えられるため、満足度を高めて結果的に集客にもつなげられます。
SEOを意識して動画タイトルを付ける
YouTubeにおいても、SEOを意識すべきです。動画タイトルに適切なキーワードを含めることで、Googleをはじめとする検索エンジンで検索結果に表示されやすくなります。
キーワードはYouTubeの検索ボックスや、キーワードの検索ツールを活用して調査できます。検索ボリュームの多いキーワードをメインに選び、一緒に検索されているワードもピックアップしておきましょう。
選定したキーワードは、できるだけ左寄せでタイトルに組み込むことが推奨されています。特に長めのタイトルを付ける場合には、ユーザーの目に留まりやすくするためにも、不自然にならない程度にキーワードが左に寄るような語順でタイトルを考えましょう。
魅力的なサムネイルを作成する
サムネイルは、動画の顔ともいえる重要な要素です。視聴者はサムネイルから動画を見るかどうかを判断することが多いため、魅力的なサムネイルを作成することで視聴率を高められます。
ユーザーに選ばれる動画のサムネイルには、以下のような共通点があります。
- 動画の内容をイメージしやすい
- 視認性が高い
- インパクトがある
一目で内容をイメージしやすいサムネイルは、ユーザーに求めていた動画だと認識されやすくなり、視聴率が高くなる可能性があります。また文字数や文字の大きさ、色のコントラストなどのバランスがよく見やすいサムネイルも、情報が伝わりやすく視聴者の目を引くでしょう。
さらに言葉の選び方やフォントのデザインなどを工夫すれば、思わずクリックしたくなるようなインパクトのあるサムネイルを作れます。同様のジャンルで人気のあるチャンネルも参考にしながら、ユーザーの目を引く洗練されたサムネイルの作成を目指しましょう。
継続的に投稿する
YouTubeでは、継続的に投稿することも重要です。動画の更新頻度が高いことで、視聴者からはアクティブなチャンネルだと認識されるため、チャンネル登録されやすくなるでしょう。
ただし頻繁に投稿しても、視聴者に好まれる質の高い動画でなければ再生数を伸ばせず、集客にもつながりません。動画のクオリティと更新頻度とのバランスを考えて、適切な投稿回数を決めましょう。
あまり更新が少なすぎてもユーザーの目に留まりづらくなるため、週1~2回程度の更新頻度を目安にするのがおすすめです。
またスケジュールを決めて定期的に投稿すると、ユーザーからも更新のタイミングを覚えてもらえるため、視聴されやすくなるでしょう。予約投稿機能を活用すれば動画の更新をスケジュール化しやすくなるので、取り入れてみてください。
ショート動画も活用する
近年ではYouTubeでもショート動画の利用者が増加しています。YouTube側でもショート動画に力を入れているため、目立つ位置に表示されやすいのもメリットです。
ショート動画は縦型で、1分まで再生できます。投稿者にとっても長尺の動画に比べて作成が簡単で、情報を効率よくまとめられる点が魅力です。
投稿の際は、新たにショート動画を作るだけでなく、長尺動画のダイジェスト版をショート動画として投稿することもおすすめです。ショート動画として楽しんでもらえるだけでなく、長尺動画への誘導を促すコンテンツとして活用できます。
コメントへの返信や視聴者との交流を積極的に行う
視聴者とのコミュニケーションは、チャンネルのファンを増やして集客をするうえで重要です。視聴者からのコメントに返信したり、ライブ配信を活用してリアルタイムで交流したりすることで信頼関係を築きましょう。
YouTubeには画像やテキストで投稿できるコミュニティ機能もあり、2024年6月からすべてのチャンネルにおいて利用できるようになっています。
ライブ配信などの告知ができるほか、フォロワーに向けてSNSのように日常的なメッセージを投稿することも可能です。またアンケートやクイズ機能もあるので、上手に活用して視聴者との距離を縮めましょう。
YouTubeで集客をするメリット
YouTubeを集客に活用することには、以下のようなメリットがあります。
- 発信できる情報量が多い
- コストを抑えられる
- SNSでの拡散を期待できる
- 検索上位に表示される可能性がある
それぞれ詳しく解説します。
発信できる情報量が多い
YouTubeの最大のメリットは、発信できる情報量が圧倒的に多いことです。動画はテキストや画像に比べて、一度に多くの情報を伝えられます。
例えば商品の使い方を説明する場合、テキストと画像だけでは分かりにくい部分も動画であれば実際の操作を見せながら解説できるため、視聴者の理解が深まりやすいでしょう。視覚と聴覚の両方から情報が入ってくることで、観た人の記憶にも残りやすくなります。
多くの情報を届けられる動画を上手に活用すれば、商品やサービスの魅力をより効果的に伝えることが可能です。
コストを抑えられる
YouTubeは基本的に無料で活用できるプラットフォームです。
商品の紹介も自社で撮影・編集を行えば、広告代理店などに依頼する費用が削減可能なため、従来の広告媒体に比べると大幅にコストを抑えられます。
動画の撮影や編集に費用をかけたとしても、一度アップロードした動画は削除しない限り永続的に公開され続けるため、長期的な視点で見ると高い費用対効果が得られるでしょう。
SNSでの拡散を期待できる
SNSでの拡散が期待できるのもYouTubeのメリットです。YouTubeと同時にX(Twitter)やInstagramなどのSNSも運用して連携すれば、相互にユーザーを誘導できます。
また、ユーザーによってSNSで動画をシェアしてもらえる可能性も大いにあり、口コミ効果で拡散されれば新たな顧客層の開拓にもつながるでしょう。
SNSとの連携は気軽にでき、YouTubeの集客にプラスとなるため、ぜひ活用してください。
検索上位に表示される可能性がある
YouTubeはGoogleと連携しているため、Googleの検索結果にも動画が表示される可能性があります。
Webサイトと同様に1つずつ検索結果に表示される場合と、動画タブとしてまとめて表示される場合とがあり、いずれもGoogleからYouTubeへの見込み客の流入を狙えます。
すべての検索ワードで動画が表示されるわけではありませんが、手順を紹介するようなハウツー動画はテキストよりもわかりやすく、Googleの評価を得られやすいため上位表示される傾向があることを覚えておきましょう。
YouTubeで集客をするデメリット
YouTubeを集客に活用することには多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。
動画編集にスキルを要する
YouTubeに動画を投稿するためには、動画編集スキルが不可欠です。
動画制作には、動画のカット編集やテロップの挿入、BGMや効果音の追加など様々な作業があります。これらの編集作業には動画編集ソフトの操作が必要となり、ハードルが高いと感じる人もいるでしょう。
また質の高い動画を制作しようとすると、映像や音声に関する知識や専門的な機材が必要となり、外注費用が発生する可能性もあります。
このように動画編集に一定のスキルが必要となる点は、YouTube集客のデメリットです。
成果を得るには時間が必要
YouTube集客で成果を得るには、ある程度の時間がかかります。動画をアップロードしたからといって、すぐに多くの視聴者を集められるわけではありません。
チャンネル登録者数を増やすためには、継続的に質の高い動画を投稿し、エンゲージメントを高めていく必要があります。また動画がおすすめや検索上位に表示されるようになるまでには、SEO対策や動画の評価を高めるための施策など、時間や労力を要するでしょう。
成果が出るまでの期間はチャンネルのテーマや競合状況、動画の質などによって異なりますが、いずれにしても根気強く継続していくことが重要です。中長期的な視点で取り組む必要があるYouTube集客は、即効性を期待する場合には不向きだといえます。
YouTubeで集客する際の導線設計ならVLINKがおすすめ
YouTubeは集客に有効なツールですが、ターゲットを絞り質のよい動画を制作して、導線を設計するなどの施策が必要です。中長期的な視点も持ちつつ、YouTubeで動画配信するメリットを存分に生かして集客を成功させましょう。
YouTubeで集客をするなら、動画を一人でも多くのユーザーに観てもらうことが必要です。YouTubeの視聴者を増やすため、SNSからYouTubeへの導線づくりにも配慮しましょう。そこでおすすめなのが、リンクまとめサービス「VLINK(ブイリンク)」です。
VLINKを使えば
- YouTube動画へのリンクを1つのページにまとめられる
- SNSやWebサイトのリンクも動画と合わせて紹介できる
- 見栄えのよいプロフィールリンクを作成できる
VLINKを活用することで、あなたの魅力をわかりやすく伝え、YouTubeへの導線を作ることができます。

インフルエンサーマーケティングに役立つ情報を掲載するメディア『VLINK MAG』の編集部です。